① 取組を始めた経緯を教えてください
自身の出産準備で感じた情報不足や育児に関する不安の経験をきっかけに、ミキハウスならではのプレママ・プレパパセミナーを企画しました。仲間と試行錯誤を重ねながら、出産や育児への不安に寄り添い、笑顔で子育てを始められるよう支える体験型の取組として、10年以上継続して実施しています。
② 取組の普及にあたり、⼯夫した点を具体的に教えてください
講義だけでなく、1人1体の新生児と同じ大きさ、重さの赤ちゃん人形を使った実践体験を中心に構成し、参加者が安心して学べる内容に工夫しています。男性司会・女性講師・スタッフが連携し、温かい雰囲気を大切に運営。口コミやSNSで共感が広がり、自然に取組が全国へ普及しました。
③ 取り組む中で苦労したこと、⼤変だったことを教えてください
当初は部署としての体制もなく手弁当でのスタート。さらに「プレママ・プレパパセミナー」という名称や「コト体験」の認知が低く、周知や集客に大変苦労しました。仲間と知恵を出し合い、告知方法を工夫しながら信頼を積み重ね、全国で継続開催できる基盤を築き上げました。
④ ③をどのように乗り越えたか教えてください
参加者の反応やアンケートを見ながら試行錯誤を重ね、柔軟に内容の変更や運営方法を改善。その結果、参加者の満足度も上がり、口コミが徐々に広がりました。また初心を忘れず、軸をぶらさず、コツコツ継続し続けたことが、他企業さまや自治体さまからも信頼を得ることができました。
⑤ 今後の展望を教えてください
セミナーの内容を時代のニーズに合わせブラッシュアップしつつ、さらに充実させ、企業や自治体、産婦人科との連携を拡大し、地域に根ざした子育て支援を強化します。また、防災・食育など産後の課題にも対応し、ママ・パパが安心して子育てを始められる社会づくりに貢献していきます。
