① 取組を始めた経緯を教えてください
不正咬合の児が増加している・離乳食の与え方につまづきがある・コロナ禍で相談の機会が減少したなど様々な課題がありました。口腔発達の状況や離乳食の進み具合を確認し、何か支援に繋げ解決できればと考え10か月児食べる機能健診が始まりました。
② 取組の普及にあたり、⼯夫した点を具体的に教えてください
10か月児食べる機能健診開始当初は、市のウェブサイトや広報で周知し、新聞やテレビでも取り上げられました。現在では離乳食教室や妊娠期の両親学級などの事業でも周知をしています。今後も様々な場で、この取組を周知していきたいと思っています。
③ 取り組む中で苦労したこと、⼤変だったことを教えてください
10か月児食べる機能健診は、歯が生えているか・離乳食は何を与えているかを診たり聞いたりするだけではなく、その先の支援までを目的としています。中でも離乳食の形態に関しては保育園などの食事にも関係してくるため、園の保育士や看護師とも連携を取る必要がありました。
④ ③をどのように乗り越えたか教えてください
まず保育園へ健診についての説明を実施しました。保護者の中には、離乳食形態を口腔機能の発達に合わせることに戸惑う方もいます。そのような場合に、保健センターと保育園で連携して対応していく必要性を共有できたことで、健診のその先の支援に一歩近づきました。
⑤ 今後の展望を教えてください
現在、健診後は必要に応じて保健センター職員でフォローを実施していますが、今後は職能団体(市内歯科医師会等)も絡めたフォロー体制を構築していきたいと考えています。日々試行錯誤を重ね、市民に寄り添った健診を目指し頑張っていきます。