主要経歴までの略歴
医師 公認心理師
2005年に自治医科大学医学部卒業、総合病院国保旭中央病院、国立精神神経医療研究センター病院を経て2016年より松戸市立総合医療センター医長、2019年同副部長、2022年より鴨川市立国保病院医療参事を経て病院長となる。
取組を始めようと思ったきっかけは何ですか?
医師になり、総合病院国保旭中央病院における初期研修の中で経験した、子ども虐待による死亡事例をきっかけに、地域と連携した医療機関における子ども虐待対応における様々な課題に直面したことから、当時の指導医と共に病院内に子ども虐待対応チームを立ち上げたこと。
取組をどのように展開しましたか?
松戸市立総合医療センターにおいて子ども虐待対応チームを立ち上げ、さらに関係機関連携を推進するため千葉県下の中核病院や児童相談所とのネットワークづくり、千葉県児童虐待防止医療ネットワーク事業の構築、子ども虐待に関わる専門職の教育プログラムの構築等に関わった。
今後の展望を教えてください
医療機関における子ども虐待対応だけでなく、地域の中で多機関多職種が連携して子どもと家族を支え、子ども虐待のない世界を目指していきたい。そして、全ての国民が逆境的小児期体験の有無にかかわらず保護的な体験を積み重ねられるような社会を創りたい。