主要経歴までの略歴
1980年七ヶ浜町入庁。保育所・健康増進課等で43年にわたり母子保健事業に従事。1998年に、食育基本法の制定に先立ち、思春期までの子どもを対象とした食育事業を立ち上げ、ネットワーク会議を始め、食を通した保健事業に取り組んだ。
取組を始めようと思ったきっかけは何ですか?
乳幼児健診等での食生活相談や健診に携わる医師の話、地域での食生活支援事業等を通し、子どもの食環境の変化に危機感を覚えた。そのため、改善のためには、関係機関との連携のもとに取り組むことが必要不可欠と考え、事業を立ち上げた。
取組をどのように展開しましたか?
町内の医師・歯科医師・幼稚園・保育所・小中学校の代表及び保護者会長等を構成員とする会議を開催し、子どもの食の現状の情報共有と対策について検討した。また、幼児と小中学生の親子を対象に食生活調査を実施し、結果を基に食育プランを策定しそれに基づく事業を展開した。
今後の展望を教えてください
食育はスパンの長い取り組みだが、関係機関の連携の下に事業展開することで、子どもが望ましい食習慣を形成し、様々な食体験による豊かな食歴を獲得できると考える。将来の健康の保持増進のためにも、乳幼児期からの継続的な支援のため、更なる取り組みの検討ができればと思う。