主要経歴までの略歴
1990年水沢市(現:奥州市)に入職。保健師として妊産婦・乳幼児支援や思春期保健事業など母子保健分野に従事。コロナ禍においても妊産婦支援が継続できるよう努め、市内に分娩施設が無くなって以降は通院支援制度の創設など、安全安心に出産できる環境構築に取り組みました。
取組を始めようと思ったきっかけは何ですか?
20年前には市内に7軒あった分娩施設が令和4年にすべて無くなり、妊産婦は車で片道40分前後の市外の分娩施設への通院を余儀なくされたことから、妊産婦からの不安や通院への負担の声に応える形で、通院支援や市内外関係機関とのネットワーク構築などの取り組みを始めました。
取組をどのように展開しましたか?
タクシー券給付事業や出産待機時の宿泊費助成などの通院支援や産後ケアの拡充を図るとともに、こども家庭センターを設置し「親子みらい応援事業」として保健・福祉・保育分野を横断した事業を実施し、妊娠・出産から子育てまで切れ目のない支援を目指して事業を展開してきました。
今後の展望を教えてください
少子化の中にあっても引き続き妊産婦の出産や子育てへの不安が軽減されるような事業を積極的に推進していきたいと思っています。そして親子みらい応援事業のスローガン「子育ては楽ではないけど、楽しい」を妊産婦の方々が実感できるよう、寄り添った支援に取り組んでまいります。