主要経歴までの略歴
昭和63年4月山梨県甲府市役所に保健師として入職。健康衛生課、教育部学事課等で勤務し、新生児訪問事業や乳幼児健診などの母子保健事業や地域の健康を支えるための地区組織育成及び行政として学校保健に携わり、令和6年より現職に至る。
取組を始めようと思ったきっかけは何ですか?
採用間もないころ地区担当保健師として、生活困窮等の多くの問題を抱える多子世帯に訪問し、庁内外の関係者・関係機関と連携しながら、本人や家族の自立に向けた支援に努めたことは、保健師の役割を強く意識するきっかけになった。
取組をどのように展開しましたか?
市民の利便性を考慮し、特定不妊治療や新生児訪問の体制構築と整備を行うとともに、住民と協働し、健康づくりを推進しソーシャルキャピタルの醸成に努めた。また、医師会と学校が連携し早期発見から早期受診につながる児童・生徒の学校検尿システムを整備し、学校保健の向上に努めた。
今後の展望を教えてください
この度の受賞は、本市の母子保健事業の取組が評価されたものと大変うれしく、関係者の皆様に感謝致します。今後も専門職の母子保健課長として予防の視点を重視し、ポピュレーションとハイリスクアプローチの両面から、人と人のつながりを大切に地域に根差した活動を展開していきたい。