妊娠・出産・子育て期の健康に関する情報サイト

こども家庭庁

健やか親子21内閣府特命担当大臣表彰 受賞者の声

健やか親子表彰 自治体部門 優秀賞

事業者名
神奈川県横須賀市地域健康課
取組名
妊娠前から乳幼児期までの切れ目ない支援
担当者
小林 幸恵
① 取組を始めた経緯を教えてください
これまで、妊娠、出産、子育て期の切れ目ない支援に取り組んできましたが、少子高齢化が進み、少子化対策の一環として、妊娠後からではなく、妊娠前からの支援の必要性を感じ、お子さんを望まれる方から子育て期までの一貫した母子保健施策の充実に取り組みました。
② 取組の普及にあたり、⼯夫した点を具体的に教えてください
妊娠前の相談は、専門性が高く、相談のしにくさを想定し、行政に加え、民間の相談ツールの選択肢を増やし、相談しやすい環境を整えた。不妊に悩む方の経済的負担の軽減、グリーフケア、低出生体重児への支援など、当事者の想いに心を寄せて、支援内容を検討した。
③ 取り組む中で苦労したこと、⼤変だったことを教えてください
不妊治療の助成では、市独自の制度として、市民が納得できる仕組みを構築すること。低出生体重児、流産・死産された方、不妊に悩む方への支援では、行政の立場からの想いの届け方。周産期メンタルヘルスを考える会では、医療機関や関係機関との連携の在り方について調整を要した。
④ ③をどのように乗り越えたか教えてください
職員の創意工夫で協力しながら前向きに取り組んだ。ベイビー ロス アウェアネス ウィークでは、他課の職員のアイデアも巻き込み協力を得られた。周産期メンタルヘルスを考える会では、これまでの信頼関係を軸に、趣旨に賛同してくれる先生の協力を得ることができた。
⑤ 今後の展望を教えてください
妊娠・出産・子育ては、出生数が減少することで様々な影響があると想定するが、妊娠・出産・子育てを望む方の思いに寄り添い、子どもの健やかな育ちを支えていくための支援の充実を図っていきたい。今後も「ひとりではない」ことを知ってもらえるような発信をしていきたい。