主要経歴までの略歴
1987年 東京慈恵会医科大学卒業 東京慈恵会医科大学小児科 国立小児病院感染科 慈恵医大柏病院小児科勤務
1994年 佐藤医院(八潮市)継承
2002年 草加八潮医師会理事
2008年 草加八潮医師会副会長
2016年 草加八潮医師会会長
2022年 埼玉県医師会理事
取組を始めようと思ったきっかけは何ですか?
取組の1例をご紹介致します。2004年頃から埼玉県草加市(人口24万)・八潮市(人口9万)の医療圏で、小児科のベッドがある唯一の基幹病院である草加市立病院において、夜間に多くの小児救急患者が殺到し小児科医の疲弊が問題となっていました。
取組をどのように展開しましたか?
2012年4月、草加市立病院の敷地内に草加市が設置し草加八潮医師会が委託運営する1次救急施設を整備し、地域の準夜帯の小児1次救急患者(一部救急搬送患者も含む)をすべて受け入れ、2次医療が必要な患者のみを隣の草加市立病院に転送するシステムを構築しました。
今後の展望を教えてください
2012年度から19年度の8年間は年間5000人台の小児救急患者を受け入れてきました。2020年のコロナ禍以降受診状況に変化が見られています。今後も地域のニーズを的確に把握し、夜間に小児救急患者がスムーズに1次・2次救急医療を受けられる体制を維持していきます。