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こども家庭庁

健やか親子21内閣府特命担当大臣表彰 受賞者の声

健やか親子表彰 功労者表彰 [個人]

受賞者
瀬戸 琴子
主要経歴
保健師として長年にわたり母子保健に従事
主要経歴までの略歴
1978年 保健師として七ヶ浜町に入庁。保健福祉課、子ども未来課など45年にわたり母子保健に従事。地域育児サークルの育成、療育支援施設の立上げのほか、2012年以降は専門職を総括する立場で保健・福祉・教育の各分野が連携した支援体制づくりに取り組みました。
取組を始めようと思ったきっかけは何ですか?
少子化・核家族化を背景に子育てに悩みや不安を抱え、日常的に助言・相談を必要とする子ども家庭が増えているように感じます。子どもへの愛着形成を促し、なにより子育てに喜びを感じてもらうために、身近な支援者として保健師の役割が求められていると感じています。
取組をどのように展開しましたか?
「東北一面積が小さな町」を強みに、全ての子ども家庭の状況把握のため日常的・定期的な相談支援の機会を創り、住民と保健師との顔の見える関係づくりを大切にしました。また、地域による子育て支援活動や親子交流の機会を増やすため、地域子育てサークルの育成に取り組みました。
今後の展望を教えてください
小さな町だからこそ、保健師が地域のより深いところで活動でき、一時的な介入で解決しない問題を抱える家庭に対しても自立に向けた丁寧な支援が可能だと考えています。自分たちの支援がしっかり届くよう、今後も時代や地域に合った保健師活動のあり方を考えていきたいと思います。