主要経歴までの略歴
1983年4月保健師として旧香住町に就職。健康部門、福祉部門に所属し、妊産婦から乳幼児、思春期の保健事業、障害児支援等幅広く母子保健事業に携わる。
2013年以後は管理職として、子育て世代包括支援センターの開設や産後ケア事業の推進等に取り組んだ。
取組を始めようと思ったきっかけは何ですか?
母子保健は生涯の健康に通じる重要な施策であるという認識のもと、妊娠期から訪問等により支援を開始し、身近に相談のできる町の保健師としての活動を始めました。時代と共に母子保健を取り巻く環境や課題は大きく変化し、様々な健康課題に関係者等と連携し取り組んでいる。
取組をどのように展開しましたか?
妊産婦や新生児、乳幼児の全数把握を実現し、個別性を重視したきめ細やかな支援を展開してきた。行政に助産師や管理栄養士、歯科衛生士を配置し、複雑多様化する課題にも専門的に対応する体制を整備した。長年、愛育班や食生活改善推進員等と地域の健康づくりに取り組んでいる。
今後の展望を教えてください
この度の受賞は、母子保健事業を丁寧に推進してきた本町の取組が評価されたものと大変うれしく、関係者の皆様に深く感謝します。今後も予防の視点を重視し、ポピュレーションとハイリスクアプローチの両面から、人と人のつながりを大切に地域に根差した活動を展開していきたい。