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こども家庭庁

健やか親子21内閣府特命担当大臣表彰 受賞者の声

健やか親子表彰 功労者表彰 [個人]

受賞者
郷原 寛子
主要経歴
助産師
主要経歴までの略歴
2002年から助産師教育に携わる。
2004年から「神戸市専門職による思春期デリバリー授業(中学生)」が開始され、当初から19年間講師として関わっている。
2008年「子育ち・親育ち応援事業」を立ち上げ地域と協働で子育て支援を開始した。
2020年出張開業届を出し、産後ケア、養育支援にあたっている。
取組を始めようと思ったきっかけは何ですか?
2000年代、10代の望まない妊娠や性感染症、児童虐待が社会問題となり早急な対応が必要であった。2002年に助産師教育を開始し、将来「性やいのちの教育」「子育て支援」ができる助産師育成を目指して早期から性教育実習や子育て支援実習を計画した。
取組をどのように展開しましたか?
性教育バッシングやはどめ規定があり実習場所を確保するのが難しかったが、高校生と小学生に「性といのちの教育」を開始した。「子育ち・親育ち応援事業」では地域商店街と協働でセミナーやひろばを企画し、妊婦や子育て中の親子への学習機会の提供と仲間づくりを支援すると共に地域母子保健実習の場とした。現在は、産後ケア、養育支援(可能な限り妊娠期から)を行っている。
今後の展望を教えてください
「性といのち」の教育では、家庭、学校、社会が連携しながら発達段階に応じた包括的性教育を継続していきたい。また、産後ケアや養育支援では、その人らしいお産・子育てができるように細切れではなく妊娠期から地域助産師が支援できる働き方を考えていきたい。