主要経歴までの略歴
2005年 ~総合周産期母子医療センター(MFICU/NICU)に勤務しながら、性教育を開始
2016年~教育機関・滋賀県看護協会勤務
2021年~滋賀県助産師会 副会長 性教育継続中
取組を始めようと思ったきっかけは何ですか?
産婦人科勤務時、思春期の若者の予期せぬ妊娠による人工妊娠中絶、性感染症増加を知り、医療者と教育者の連携した教育の必要性を感じていた。「生命誕生、いのちの大切さ、性の健康について」伝えたいと考えていた時、学校から依頼があり、いのちの教育を引き受けた
取組をどのように展開しましたか?
病院勤務時に2名で始めた講座が、依頼の増加に伴い13名で実施することとなった。内容は担当教諭・養護教諭と共に作成し、親の手紙、赤ちゃん抱っこ、感染経路を考える実験など体験型教育を重視した。退職後は病院の助産師と退職した助産師2名で分担して継続している。
今後の展望を教えてください
19年間で15校350講座実施。今後も体験型教育を中心に、生命誕生の感動・いのちの大切を伝え、自分らしく健康で幸に生きることを考えられる子どもを育成する事を目的に継続すると共に、新たに幼児対象の内容も考案したい。また、性の健康教育を現場で働く助産師へ繋げたい。