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こども家庭庁

内閣府特命担当大臣表彰 受賞者の声

功労者表彰

受賞者
岸本 喜代子(神戸市助産師会)
主要経歴
1997年から助産師として性教育を実施
主要経歴までの略歴
1997年から小・中・高校、養護施設で性教育を実施。その他男女共同参画センター、育児サークル、生涯学習グループにも実施し今年で27年目になる。2004年から『神戸市 専門職による思春期デリバリー授業』が実施されているが、始めた当初から講師をして19年目になる。
取組を始めようと思ったきっかけは何ですか?
1996年長男のエイズの授業参観で、正しい性の知識を伝える必要性を感じた。その頃に子育てサークルを通じてジェンダーの問題を知り、養護施設での子どもたちの思いを知った。性教育は誰にとっても大切なものとして、人との関係性と、助産師目線と子どもを中心に誕生の話を始めた。
取組をどのように展開しましたか?
小学校で性教育をし、その子どもたちが中学生になると中学で実施。中学1年生から始めて3年間で4回実施等、継続教育に取り組む。また養護教諭と連携し妊婦に参加してもらい体験型の授業を16年間実施。2005年には家庭でも性教育がしやすいように 共著で「家族で語る性教育」を出版。
今後の展望
性教育は、人権教育であり、健康教育なので、幅広い年齢層に対し正しい知識を持ってもらい、健康でよりよい人生を送ってもらいたいと思っている。そのためには一人で性教育をするだけでなく、組織として活動できるような組織づくりのお手伝いをしたい。