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こども家庭庁

内閣府特命担当大臣表彰 受賞者の声

功労者表彰

受賞者
荒田 尚子
主要経歴
プレコンセプションケア概念の確立と全国への啓発活動
主要経歴までの略歴
1986年に広島で医師として歩み始め、翌年から東京にて糖尿病・内分泌・代謝を専門とする内科医としてキャリアを積み、2004年から現国立成育医療研究センターにて成育医療に貢献してきました。2015年に、日本発のプレコンセプションケアセンターを立ち上げ、本ケアの普及に努めています。
取組を始めようと思ったきっかけは何ですか?
糖尿病を持たれた女性がおなかの赤ちゃんのために妊娠中に全力で血糖コントロールをされるお手伝いを医療者としてさせていただき、次世代を担うお子さんのより健康な出生と成長を考えた女性医療を内科の立場から提供することを志しました。
取組をどのように展開しましたか?
日本で必要なプレコンセプションケアを、「前思春期から生殖可能年齢にあるすべての人々の身体的、心理的および社会的な健康の保持および増進」と定義し、同ケアを広めるための課題を明らかにしつつ、モデル事業を実施し、自治体や企業、教育現場での啓発活動を行ってきました。
今後の展望
教育・医療・地域保健・職域・企業・若い世代などが一体となって、前学童期から性成熟期の切れ目のない日本版プレコンセプションケアを実施することによって、世の中がより一層健康になることを望みます。