妊娠・出産・子育て期の健康に関する情報サイト

こども家庭庁

内閣府特命担当大臣表彰 受賞者の声

功労者表彰

受賞者
永井 立平
主要経歴
高知大学卒業、高知医療センター勤務
現在高知大学所属
主要経歴までの略歴
2001年産科婦人科医となり母子保健に関与開始。2009年高知医療センターで胎児診断及び治療体制の構築に着手。また、出生前診断提供体制の確立と結果報告後のサポート体制を構築。同時に胎児期に診断を受けた母と家族の支援について考える「高知周産期こころの研究会」を立ち上げる。
取組を始めようと思ったきっかけは何ですか?
医学的な手続きに従って出生前診断を行い正しく治療が行われたとしても、必ずしもすべての妊婦及び家族と児の健康が確保されるわけでは無いことを現場で知った。どのような情報に基づきどのような選択が行われるか、またどのような選択肢が提示され保証されるかが重要であると感じたこと。
取組をどのように展開しましたか?
同様の想いを持つ同業者を見つけ輪を拡げることから着手した。他地域での取り組みを参考に自施設でも同様の取り組みを試みた。関連学会と連携し、医療者のみならず一般を対象とした講演会を開催し、まずは存在を知ってもらうことを行っている。
今後の展望
一般を含めた多くの人に、周産期医療の実情と課題を知ってもらうように情報発信を続ける。今後は胎児期を乗り越え「出生前診断」を卒業した方々が、その人らしく過ごせる社会づくりを目標に活動を続ける。